HT81S WIDE 製作&セッティング
言うまでもなく私haniはHT81Sという車と出会い、その個性と面白さにどっぷりとハマっている一人です。
モータースポーツの観点で見てもこの車でどこまでいけるのか、どんな結果を出せるのかという「可能性」をこの81と付き合ってる間は求めていこうと思っております。
その中でどうしてもやりたかったのがワイド化なんですね。理由はいろいろありまして。。。
そもそも全高が高かったり重心の位置が低い車というのはコーナリングで荷重変化が大きく、不安定になりがちです。
それ故に81で圧倒的に多い事故の形が「横転」なんですね。
これは限界を越えさせずうまく荷重移動させるオーナー様なら未然に防げるものではありますが、それでもスポーツ走行時には万が一というのが必ず存在します。
個人的に感じたのは
横、縦の動きに関してはそこそこ頑張るもののナナメの荷重移動にめっぽう弱い
というもの。
荷重を残してコーナーに突っ込む動作をするときにフロントヘビーな点と重心が高めな点、リアのサスのストローク不足が災いとなりとっちらかり易いという印象があります。
詳しく説明しているといくら語っても足りないので結果から申しますとこれらを解消するには
【重心位置の低下】【車幅のワイド化】
が最も効果的だと判断しました。まずは車幅のワイド化に着手することに٩( ''ω'' )و
完全なサーキットマシンなら何も考えなくてもいいのですが、私の81はきちんと公道も走れるような車であってほしいのです。もう年齢的にやんちゃもほどほどにしておきたいので。。。
これを公道を走らせることができる状態にもっていくにはきちんとした車両の公認を取らなければいけません。となると構造変更です。
私は車検があったのでそのタイミングで公認を取りました。
(構造変更時の様子)
お陰さまで車幅は……
1650mm⇒1760mmに進化しました。
車体の寸法としては実に110mmのワイド化に成功しました。
このサイズはどれくらいなのかと言いますとFD3Sと同じ車幅です。ワイドですね。あんなに低くはないけれど( ˊᵕˋ )
それに伴い知り合いに手伝ってもらい、車体を切ったり熔接したりしましてホイールも新調。
15インチ 8J -5
15インチにはどうしてもこだわりたくてこのサイズになりました(´^ω^`)
タイヤサイズは構造変更前と変わらず195/55/15。ただし引っ張っています。
そんなこんなでスタイリングとしてはこのような感じに。。。
結構雰囲気変わりましたね(´っ・ω・)っ
この形をベースに約2ヶ月、バネを変えたり足回りのパーツを追加したり気に食わない部分はワンオフで製作したり…ひたすらにセッティングを繰り返しました。
まず大きく変わったのは動きです。
レートを上げたというのもありますが、以前までのようなコケそうな動きは全くしません。多少無理な速度でコーナーに放り込んでもグリグリと曲がっていきます。
車内にいても感じますがとにかくロールが少ないです。
車体の外にタイヤが出るレベルまで持っていくことでそもそものロール剛性が上がっているためだと思います。
おかげでS字やヘアピンでの安心感が増えました。
この段階まで来たらちゃんとデフ組んで最終仕上げに持ち込みたいなという気がでてきました←
ひとまず横の動きに関しては合格ラインかなという印象です。
足りないのはフロントサスタワーの剛性とそもそもの車体剛性、ブッシュのよじれですね。今後の課題です。
このワイド化はメリットばかりではありません。
まず直進安定性が低下します。これはワイドになったので致し方ありません。ブレーキング時にブレやステアリングがとられる機会が増えました。
インナーフェンダーは言うまでもなく使えなくなりましたのでほとんど外しています。車体を切って溶接した時点で使えなくなるのはわかっていました。軽量化ですね(違)
さらに険しいクリアランスのおかげでフロントの車体内側をタイヤで少しずつ削り始めています。これもそのうち自然といい形状になるでしょう。たまにハンマーで叩きつつ当たらなくなるまで自然形成された頃合いを見て塗装する予定です。
と、こんな感じでこういった車いじりではトライ&エラーがつきものです。改善点も見つけていき、楽しみながらどんどん進化させていきたいと思います。
81楽しいです。。ウフフ…
RANKERS BF01 15/8J/-5 pic.twitter.com/nNgVWOlEyD
— 𝙝𝙖𝙣𝙞❅ (@Loners_na681s) 2021年4月3日